あなたにはそれがわかりますか?話すネタが変わった

2006年02月25日

つまようじ博物館に行ってきました

正式には「つまようじ資料館」。
なにやら「るるぶ」大阪版の関西の博物館巡り特集にも載っているらしい
さらに、先日トリビアにも出たらしいこの資料館。
先輩が行ってきたという情報を聞きつけ、
とても興味がわき、初の南海電車にも興奮しつつ、河内長野へ!!

株式会社広栄社という会社の中にあるこの資料室。
http://www.cleardent.co.jp/youji/
毎週土曜のみ開館、そして入場は無料という、イキな資料室。
そこで話の上手い社長さん(先輩が行った時は兄さんだったらしい)が
丁寧に説明をしてくれるのです。

DSCF2126.jpg

私が着いた時は、たぶん木材関係か、つま楊枝関係か、歯医者さん関係か、
おっちゃん&おばちゃんの集団がいて、なかなかにぎやか。
資料室には、世界のつま楊枝はもちろん、
インドや東南アジア、アフリカで使われているという
「歯木」といわれる木や木の実まで並んでいて、
歴史と文化と、いかに歯が大切かという事を学ぶ事ができました。

DSCF2127.jpg

歯磨きの歴史は古く、
仏教の説話やお経の中にも出てくるらしく、
インカ帝国でも美しく細工されたつま楊枝が発見され、
ヨーロッパでもつま楊枝をアクセサリーのひとつにしていたり。
(写真はインカのつま楊枝です)

DSCF2130.jpg

そして一番古くは10万年以上前のネアンデルタール人にも
歯を磨いたという跡が、発掘された骨からわかるのだというのです。

ネアンデルタール人は、「歯」がなくなってしまうこと
それは、食べることができない、つまり「死」を意味していたようです。
生きる為に、「歯」を大切に扱っていたのですね。

今は歯医者に行けば、虫歯は治るし、
歯が抜けたり欠けたりしたら、お金を出せば
いくらでも綺麗な歯を差し替えることができる。
「歯」と「死」を強く結びつけて考える人は少ないと思います。

だけど、やっぱり大事な歯。
資料館に来てみて、改めて歯の大事さを感じました。


at 00:04│Comments(0) 旅の記録 

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